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  • 原発事故被災動物と環境研究会

東日本大震災から8年に想う

最終更新: 4月25日


大津波をともなったあの東日本大震災から8年が経過しました。

8年前の3月11日、午後2時46分には、私は勤務する大学の卒業祝賀会で挨拶をしている最中でした。青森県十和田市でしたが、揺れは大きくて直ぐに停電したため、祝賀会の中止を宣言し全員を安全な場所に誘導して、事務方には全学生の安否確認をするよう命じました。地震が多い土地柄でさえ経験したことがない大きい地震でしたし、停電も継続しましたが、直ぐに原発事故を想像することは出来ませんでした。

原発事故後、私の研究室の教員には直ちに調査を依頼しましたが、私自身が旧警戒区域内に入ったのは、1ヶ月が経過した頃でした。浪江町や双葉町では古い家はつぶれ、津波のあともすさまじいものでした。津波で流されて平らになった土砂の下には、まだご遺体が残されているのではないかと想像すると、胸が張り裂けそうでした。それらの光景もショックでしたが、放射線測定器の示す数値をみてさらに深刻な気持ちになったことを今でも忘れることは出来ません。

それから8年、当時仙台市で幼稚園児だった孫娘は、まもなく中学2年生になろうとしています。粉ミルクを溶かすお湯が入手しにくく、お腹を空かせて泣いていた孫息子は、小学3年生になろうとしています。時間は十分に過ぎたかもしれません

首都圏でも大きな揺れで被害が出ましたが、いまでも被災地で続く原発事故の影響を想像できる方は少ないようです。しかし、被災地では、未だに多くの問題が残されたままになっています。

震災直後、事故原発から20キロ圏内の牛たちは移動ができず。殆どが安楽殺処分となりましたが、現在でも一部が農家の方々に守られながら生き続けています。本研究会メンバーは、被災した畜産農家や地元獣医師と協力して、残された牛の健康調査を続けながら生育環境との比較研究を行ってきました。

今年の春分の日、3月21日 (木・祝)には、本研究会の調査・研究活動で得られた成果のうち、約8年に及ぶ調査・研究結果の一部を公開シンポジウムで報告いたします。ご興味がおありになる方は是非、3月21日午後、福島駅前の「コラッセふくしま」にお越し下さい。

一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会

代表理事 伊藤 伸彦

[シンポジウム開催詳細こちら] https://bit.ly/2SVDFTJ       

Photo / kumiko OTANI

2011年12月撮影 福島第一原発から6キロ 浪江町にて


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