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大津波をともなったあの東日本大震災から10年が経過しました



大津波をともなったあの東日本大震災から10年が経過しました。

大震災直後の長期停電で、私たちは電気がなければ照明や暖房だけでなく、料理も作れないし電話もかけられないことを知りました。そして、その電気を作っていた原子炉さえも、電気がなければ炉を冷却できず爆発することを知りました。


私が旧警戒区域に入ったのは、原発事故後1ヶ月経過した頃でした。津波のあとはすさまじいもので、車や船が転がり、平らになった土砂の下にご遺体がまだ残されているのかと想像すると、胸が張り裂けそうでした。その光景もショックでしたが、放射線測定器の示す数値をみてさらに深刻な気持ちになったことを今でも忘れることは出来ません。


それから10年、当時小6で仙台市の津波の跡を見て涙を流した孫息子は社会人に、幼稚園児だった孫娘は高校生になろうとしています。時間は十分に過ぎたのでしょうか。いや、被災地では、未だに多くの問題が残されたままになっています。


震災後、事故原発から20キロ圏内の牛たちは移動ができず、殆どが安楽殺処分となりましたが、一部の牛は畜産農家の方々に守られながら生き続けています。本研究会は、多くの方からご支援をいただき、被災した畜産農家や地元獣医師と協力して、残された牛の健康調査を続けながら各種の研究を行ってきました。このたび,震災から10年を迎えるにあたり,これまでの活動の概要と成果を取りまとめました。(近日中に報告書を発刊予定)


最後に、

農地汚染に関する研究を担当していた寶示戸雅之氏が昨年10月にご逝去なさり、今年1月にはアドバイザーとして本研究会を海外にも紹介してくださっていた谷雅冨氏がご逝去なさりました。ご冥福をお祈りいたします。




2021年3月11日

一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会

代表理事 伊藤 伸彦

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